愛閒亭
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愛閒亭


くノ一家 おもてなし処 愛間亭
火災で焼却し今は無き万歳館の下部に写る愛閒亭(昭和元年築)


大正、昭和初期上野公園の公園整備費、予算不足で時の町長(田中善助)が自身の滝の墨絵を200枚書き、 壱枚10円で希望者に販売して愛間亭を建設、又公園整備費の補充に充てたと言われています。
この茶室が、数寄屋師森本源吉氏の最初の作品で、正面窓の下に大正12年田中善助が設立した伊賀窯業製、葡萄模様のテラコッタが収められています 数奇屋造りでは珍しいものでしょう。


くノ一家 おもてなし処 愛間亭
テラコッタタイルの張られた建物正面


8帖間の床の間、変木の床柱、当柱翌檜、落し掛けは不明、床板は踏込床、天井は竿縁
天井、壁は新壁工法聚楽仕上げ、建具は横桟障子風ガラス引違戸、透かし欄間、右の写真にある葦と藤の蔓 で編んだ下地窓の明かり窓、玄関入り口の舟底天井、4畳半の部屋の竹天井
俳聖殿建築の棟梁 森本源吉氏が36歳の時に建設したものです。
上野公園の中では三ヶ所の茶室を建設しましたが、万歳館は不審火で焼け、偲翁舎は昭和50年 老朽化の為解体され、残るはこの愛閒亭のみとなっています。
この茶室から外を眺めて藤原定家が和歌を読まれています。

「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 蒲のとまやの 秋の夕暮れ」

ー 2015年9月に「くノ一おもてなし処愛間亭」としてリニューアル致しました。